道東の潮干狩りと言えば、厚岸を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は別海・尾岱沼でも潮干狩りができます!!
「知ってるけど、行ったことない」
「どんな雰囲気なのか分からない」
「子供連れて行けるの?」
など、行きたいけど知りたい情報がなくて困ってる人も多いのではないでしょうか?
そこで尾岱沼の潮干狩りについてや、実際に子供と行ってみて感じたことなどお伝えします。
尾岱沼潮干狩りとは?

どんなイベント?
基本、潮干狩りするだけのイベントです。
しかしアサリ1つ1つが大きく食べ応えのあるものがたくさん獲れるので1度行けばハマって毎年行きたくなるほどの魅力があるイベントでもあります。
実際常連さんも多く、常連さんのご家族全員で参加されていたり、そのご家族の年配の方はアウトドアチェアを持ってきて遠くから眺めるなど、リッチな過ごし方をしている方もいます。
いつ開催?場所はどこ?
いつ開催?
2024年の開催日程はこちら↓
第1回 | 5月 27日(月) | 10:30~13:30 | 干潮12:06 |
第2回 | 5月 28日(火) | 11:00~14:00 | 干潮12:48 |
第3回 | 5月 29日(水) | 12:00~15:00 | 干潮13:36 |
第4回 | 6月 6日(木) | 8:30~11:30 | 干潮 9:21 |
第5回 | 6月 7日(金) | 9:00~12:00 | 干潮10:05 |
第6回 | 6月 8日(土) | 10:00~13:00 | 干潮10:47 |
2024年では日数は6日間、前半3日間のあと1週間空けて3日間開催となっています。
また2023年では5月8日~5月11日、5月22日~25日の6日間開催。
23年、24年どちらも前半 開催後、日にちを空けて後半 開催になっています。
日数を空ける理由はおそらく前半に潮干狩り場所にいるアサリが少なくなっているので、数日かけてアサリが移動してもらいまた潮干狩りでたくさん獲ってもらう狙いがあるのではないでしょうか?
(あくまで予想にすぎませんが…)
とりあえず前半と後半で日数が開くことはしっかりと覚えておきましょう!
時間については干潮具合によって、潮干狩り開始時間が遅くなることも…。
(受け付け自体は時間通りされます。)
そのため早く行ってもなかなか浜辺に行くことができない場合があります。
その際は気長に待つようにしましょう
・5月~6月の間に開催(アサリの量によって変動あり)
・前半と後半に分かれていて、数日間の間が空く
(曜日で見たら月~土と並んでいるので、ぱっと見1週間連続と見間違えることもあるので要注意)
・干潮具合によっては開始時間がずれることもある
場所はどこ?
開催場所はこちら↓
尾岱沼ふれあいキャンプ場前浜
野付郡別海町尾岱沼岬町66
駐車場は満車になると受付終了となってしまうので、早めに行くことをオススメします!
(特に土曜は休日なので多くの人が押し寄せます)
イベントの流れ

まず浜辺に行く手前に受付場所があります。
そこで遊漁料(バケツ1杯につき)や熊手のレンタル料を支払い、バケツ・熊手を受け取ります。
浜辺は受付の近くですが、潮が引いているので奥の方まで行くことができます。
ロープで潮干狩り可能エリアを区切っているので、変な場所に行くことはないと思います。
潮干狩り開始!バケツが山盛りになるまで、潮干狩りポイントを少しずつ変えながらアサリを探していきます。
潮干狩り終了時間までならいつまでも探し続けられるので、ゆっくり獲って潮干狩り自体を楽しむことも可能です。
また獲れるのはバケツ一杯分まで。
そのためたくさん獲るためにはある程度泥を落としてからバケツに入れるのがコツです。
抜き用の海水は配っていません。
そのため持参したペットボトルなどに海水を取っていきます。
ただし、潮が引いているので海水を探しても地面から5㎝ぐらいの高さしかなかったり…。
なのでSTEP6の後、海水が取れる場所へ車で移動してから採取するのもあり◎
(深いところは海に落ちないように気を付けてください。)
また砂抜きは海水じゃなくても、塩さえあれば作ることも可能です。
ご自身で作る場合はこの工程を省いてください。
受付場所に戻ると取ったアサリを袋に入れてくれる、もしくは持ってきたカゴなどに入れ直してくれます。
そして潮干狩り専用で渡されたバケツはそのまま返却、熊手もレンタルしていたら一緒に返却します。
返却場所のすぐ近くには泥だらけのアサリを綺麗にする簡易流し台が用意されています。
大きめのザルも用意してくれているので、ここで落としきれなかった泥をしっかりと綺麗にすることができます。
洗ったアサリを袋に入れ、あとは帰宅するだけ!
海水を取っていない方はこのタイミングでどこかに寄り道して採取しておきます。
帰宅後はタッパなどに取ってきたアサリと海水を入れ数時間~1日かけて砂抜きをします。
この時入れ物があまり深くない場合はタオルなどを被せておきましょう!
被せなかった場合、アサリが砂を吐き出す時周りに飛び散ることもあり、周囲が水浸しになることもあるので注意です。
また砂抜きについては様々なやり方があるようなので調べていただき、各ご家庭にあったやり方を試してみてください!
このイベントはお得?料金や獲れる量について
料金
料金はこちら↓
区分 | 参加料 | 遊漁料 (バケツ1杯につき) | 合計 |
一般 (高校生以上) | 700円 | 1,500円 | 2,200円 |
小・中学生 | 500円 | 2,000円 | |
未就学児 | 無料 | 1,500円 |
料金の計算方法は
各家族につきバケツ1杯分の遊漁料は必須
(バケツを増やしたい場合は個数分だけ1,500円追加されます)
そして家族分の参加料が追加されます。
なので大人1人、未就学児が1人の場合
700(一般参加料)+0(未就学児参加料)+1,500(遊漁料)+1500×バケツ追加分の個数
となります。
家族人数分×遊漁料ではないのでご安心を!
獲れる量

2024年の初日に行って獲れた量は
個数 101個
重さ 3.2kg
なので計算すると、100g 約70円でアサリをゲットできます!
かなりの格安で潮干狩りも楽しめるし、大きいぷりっぷりのアサリを堪能もでき一石二鳥なので気になる方にお勧めです♪
いつ行くのがオススメ?

初日がオススメです!
初日に行った際はテキトーに掘ってみればすぐに出てきました。
掘っている場所を少しずらしただけで、また大量に見つかったりで潮干狩りってこんなに簡単なのか?と思うほど。
30分程度でバケツ一杯になっていました。
しかしSNSで調べてみると、後半になればなるほど
ぜんっぜん見つからない。
場所移動しまくって、いろんなところ掘りまくった…。
など遭遇率が下がり難易度が上がってくるようです。
宝探しみたいにいろんな場所を掘って楽しむ通な方は後半でも大丈夫ですが、アサリを大量に持って帰ることを目的としている方は前半に来るようにしましょう。
持ち物・道具は?

潮干狩り初心者で何も分からない私が行ってこれがあれば…と思ったことや常連さんが持っていた便利グッズを紹介します!
- 長靴☆
- ダウンやフリース☆
- 熊手(貸し出しも可)☆
- 袋もしくはカゴ☆
- ゴム手袋☆
- ペットボトル(海水を採取するよう)
- ソリ
- ズボンなどの着替え
☆は必須
- ・長靴
-
沼を歩くような感じで足が埋もれていきます。
ものすごく汚れるので長靴は必須です。 - ・ダウンやフリース
-
5月末、天気のいい日に行きましたが、予想以上に寒いです!
常連さんはしっかりと着こんでいてフリースやダウンを着ている方まで…
もし会場に着くまでの車内が暑ければ、それまでは普段の格好、駐車場についてから暖かい服に着替えるのもありです◎
(実際に着替えている方もチラホラ)
ウィンドウブレーカーでもいいですが、中も着こむようにした方が良さそうです。 - ・熊手
-
熊手はレンタルでき、それなりの数を用意してくれていますが、やはり限りがあるもの。
レンタルするつもりなら早めに行くか、
出発が遅くなる可能性がある方は自前で持っていく方が確実です。※この時期は100均の熊手が一気に在庫切れになるとか…。
熊手を用意するなら早めに買っておきましょう! - ・袋もしくはカゴ
-
アサリを持ち帰るための袋やカゴですが、正直カゴがオススメです!!
詰め放題形式であるここは、アサリを獲るとき泥をなるべく落とす方がその分バケツに入れられるため、毎回1つ獲るたびに泥を落とさなければいけません。
正直とっても面倒なこの過程を簡単にしてくれるのが「カゴ」カゴでも格子状になった穴が開いているタイプのカゴが便利です。
それは「カゴをザルの代わりにすることができるから」です!なので
①アサリを一度カゴに入れていく
②浅瀬でカゴごと洗って泥を落とす
③専用のバケツに移し替えるこの手順を踏めば簡単に泥を落とすことができるので
- ・ゴム手袋
-
潮干狩り未経験の私からすれば、素手で楽しむもの…?と思っていましたが、熊手を使おうが泥・沼なのでものすごく汚れます。
しかしゴム手袋があればそんな心配もなく、緊急の連絡がありスマホを触らないといけない場面でも気兼ねなく触ることができます。あった方が心置きなく楽しめます♪
- ・ペットボトル
-
海水を持って帰る人は必須。
ただしなかなかうまく海水が取れないので、いい方法が見つかれば追記します! - ・ソリ
-
意外とあれば便利なアイテム。
アサリを獲るとき、荷物置き場に非常に困ります。
(海水を採取する用のペットボトルとか)
地面に置けば沼なので汚れたり、重さがあるものは軽く沈んだり…
ソリがあれば荷物置きにすることもできたり、子連れであれば疲れた子供をソリに座らしておくことも可能。
これも常連さんが持ってきているのを見て「なるほどぉ!!」と思ったアイテム。 - ・ズボンなどの着替え
-
アサリを獲っているときは泥はねぐらいで済むのですが、気を抜くと沼に足を取られて尻もちをつくことが。
また5㎝ぐらいの高さしかない海水を取るのに夢中になりすぎて、海面にお尻が触れていたなんてことも…。
その場合はパンツもしっかりと濡れているので、パンツも着替えに忍ばせておきましょう。
注意点・留意点は?

潮干狩りを楽しむにあたって注意点や留意点をお伝えします。
・後半はアサリが少ない
・思ったより気候は低めで寒いので着こんでいく
・早めの時間に行かないと駐車場が満車で受付終了になることも
・潮の状況によっては開催時間が前後する
特に満車で受付終了になることを知らない方も多いので、要注意です!
子連れでも可能?

年齢にもよりますが、おんぶができる赤ちゃんであればしっかりと防寒できていればOK!
2~3、4歳は泥の重さに足を取られて進むことができません。
そのため誰か抱っこし続けることができるのであれば問題ありませんが、難しい場合はオススメしません。
4、5歳~小学校低学年は自分で進むことはできるものの、泥の重さで進めない場合や長靴がスポット抜けることも。
汚れる覚悟を持っていくのが良さそうです。
それ以降の年齢は気兼ねなく楽しめます♪
しかし転倒する可能性もあるので着替えは忘れずに持っていきましょう!